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ムーミン♪♪

ディズニーのミッキーは残念ながらネズミです。
ファンタジックなショーの中でキュートにミニーちゃんとチューする
ミッキー。
ネズミは繁殖が半端ないです。
でもディズニーランドでネズミは二匹だけ。
つまり、あいつらは未だに純潔ってことです。
それはいいとして、動物をモチーフにしたキャラクターというのは、
数多くある。
ミッキー然り。
キティー然り。
のらくろ然り。
ただ一つ、納得いかないのは、ムーミンです。
いままで、数々のジャーナリスト達が口を酸っぱくして
「ムーミンはカバである」ことを示唆してきた。
未だ、メディアの中でムーミンをカバと信じて疑わない中高年層も
多いです。
しかし、この世でただひとり、ムーミンはカバではないことを訴える
人物がいます。
それはムーミンの作者本人です。
作者が言うのだから、それは絶対だと」思います。
じゃあ、ムーミンは何でしょうか?風船?

作者  「妖精だ」


これ、許しちゃっていいのでしょうか?
誰しもが心に妖精を持っていると思います。
幼い頃、いつもお花の中には妖精が住んでいると思ってました。
えーっと、あいつでしたか?
あんなに重力に甘んじた方でしたか?
羽根のひとつも付いてませんでしたか?
もっと軽やかに花から花に飛び交ってはいませんでしたか?
カバなんて妖精と最も対極にある存在じゃないですか。
わくわく動物ランドで、カバがシッポを回しながら排便をする様子を
私は見逃しませんよ。
でも、認めましょう。
作者が妖精だっていうのですから。
作者はその世界において神です。
ムーミンは、・・・・・妖精だ!


・・・・・・・・・妖精か?
いや・・カバが妖精っていうビジュアル的な問題に目をつぶったとして、あいつ・・妖精・・じゃないんじゃねぇ・・?
まぁアクションの大小は人それぞれとして、人間として妖精おがんだら、それはもうビックリが基本ですよね。
ところが、一方うってかわってムーミン谷。
ムーミンに出会っても、リアクション薄っ!
しかもムーミン、たまにすげー悩んだりするわけです。
星空とか見上げながら青少年の悩みとかこぼすわけです。
見てるこっちはたまりません。
例えば、スナフキンがムーミン谷を去る感動のシーン。
スナフキン(人間)「春のいちばんはじめの日には、ここへかえってきて、またきみの窓の下で、口ぶえをふくよ。一年なんか、たちまちにすぎるさ」
ムーミン(妖精)「そうだね、じゃあ、ごきげんよう」
サイコロ回してご機嫌うかがってる場合かっつーの。
おめぇ妖精だろっつーの、見送ってんなっつーの。
居着いてんなっつーの。
いいんですよ。
嫌いじゃないんです、ムーミン。
でも、妖精の器かっつーと、どうかと思うのです。
しかも、このストーリーの中で、ムーミンが妖精であるってことって、一種の地雷みたいになっていて、誰もその点に触れないんですよね。
多分、ムーミン谷のみんなが怪しんでることは間違いないですよ。
裏では「あーあのカバ一家?」みたいな空気になってると思うんですよ。
だから、逆にカバのどこが悪いんだって、ムーミンの肩たたきたい。
ミッキーだってね、ネズミの肩書き捨てずにやってきたんだぞって。
アラジン(魔法使い)もマーメイド(人魚)もピーターパン(相原勇)も堂々とネズミに支配されてるんだぞって。
カバでいいですよね。
2020/12/24 19:57
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