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ハエをプロデュース♪♪

人間に嫌われる虫として、ハエとゴキブリは二大巨頭ですよね。どちらも視界に入れば即座に殺されています。なぜ、ハエはこんなにも嫌われるのでしょう? どうすれば嫌われないようになるでしょうか? もしも、ハエをプロデュースして、人気の虫にするならば、どうすればいいでしょうか?
 やはり、ハエのイメージが悪いのは、うんこにむらがるところでしょう。私がハエのプロデューサーだったならば、まずはそこを指摘する。うんこにむらがるのはやめよう。次に、手足をこすりあわせるのもやめさせる。あれもイメージがよくないです。うんこにむらがるのをやめさせ、手足もピシッと伸ばしているようになれば、かなりマシになるでしょう。あとは羽音のブーン。あれもよくないです。これに関しては「ちょうちょを見ろ」と言いたいです。ハエと言葉が通じるならば、レッスンするでしょう。
「もっと優雅に!」
レッスンの日々が続く。
「音を鳴らすな、ひらひらと飛べ! 何度も同じこと言わせんな! まだ羽音出てんぞ!」
 猛特訓によって、ハエは人々に愛される虫として生まれ変わり、ゴキブリとは並べられず、ちょうちょとハエの愛されコンビとして存在することとなるでしょう。女の子たちの好きな虫は、ちょうちょかハエ。女の子はみな、頭にハエの羽根かざりをつけている。だが私は言うのです。
「まだ女子ウケしかない。次は男子票だ」
そして、カブトムシとクワガタに挑戦する。ツノをつけてみたり、ハサミをつけてみたり、試行錯誤の日々がふたたびはじまる。そしてとうとうハエは、カブトムシの勇猛果敢とチョウの洗練優雅を兼ね備えた奇跡の虫となる。だれからも愛される虫、国民的な人気虫となる。子供たちの好きな昆虫はぶっちぎりでハエ。男子も女子もハエが好き。男子はゲームでハエを戦わせ、女子はハエ柄のワンピースを身につける。
 そんな事になるかも、などど、ありもしない妄想をしていました。暇だから(笑)
2021/02/02 19:06
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