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店長ブログ | ウォシュレット♪♪

ウォシュレット♪♪

2021/02/28 21:08

ウォシュレットにより私のアナルが着々と開発されている気がします。初めてウォシュレットを使ったのは7-8年前で、それまでは本能的にウォシュレットを避けていたのです。
 謎のノズルから液体が噴出されることに対し衛生面で疑問を抱いていたし、あと何より比較的アナルが敏感な方だったので、液体をブチ当てられるのがシンプルに怖かったのです。初めてのウォシュレットの感触は明確に覚えています。それは予想の3倍、いや4倍近くの水圧で、ピンポイントでアナル目掛けて押し寄せてきたのです。それまでの人生において、アナルを目掛けて液体を噴出されるという経験が一度たりともなかったです。いわば「アナル目掛けて液体を噴出される童貞」だったのであります。
 軽いパニックを起こしながら無我夢中で「止める」ボタンを探しました。余りに気が動転していたのでボタンの位置が分からなかったです。その間も、水圧により、か弱いアナルは愚弄され続けました。やっとの思いで水を止めた時は、束の間の平穏の中で、なにか人間として次のステージに進んだかのような妙な達成感に包まれていました。
 その日以来、大便のあとは決まってウォシュレットに挑戦するようになりました。自らの実力を冷静に鑑みて、ウォシュレットと戦うに当たっては特殊な戦術を組み入れることに決めました。まずは、いきなりアナルに水が当たらないよう、少しだけお尻の位置をずらして座る。そしてウォシュレットをスタートさせ、その液体を、アナルではなくまずは右の半ケツ部分で受け止めてから様子をみ、少しずつ尻を動かして液体とアナルを近づけるのです。この、「いきなり液体がアナルに当たらないようにする作戦」は、実際、かなり良かったです。
 これにより、不意の水圧で突然アナルに電撃が走るという最悪の事態には陥らなくなったのです。ウォシュレット側に主導権を握られることなく、あくまで自分のペースで、自分のタイミングで、試合を進めることができます。
 そもそも、ウォシュレットは、あの「おしり」というボタンを押してから実際に液体が出て来るまでに、謎のタイムラグがあります。ボタンを押し、「さあ、かかってこい...!」と思って身構えると、その次に「ウゥゥイイイイイイ〜ん」というノズルが出現する電子音が聞こえ、「く、来る...!!!」と思ってアナルに全神経を集中すると、そこからさらに空白の2秒が訪れ、「こ... 来ない...!?!?」と思ったその直後に、ワンテンポ遅れで、突如として、ジョボボボボボボボボボ!!!と攻撃が始まるのです。もう「ンンンっッグフっ!!♡♡」となってしまいます。それを防ぐ為には、やはり、いったん右の半ケツで相手の初動を受け止めるしかないだでしょう。右の半ケツで守りを堅め、その後、少しずつアナルをズラして攻めに転じる。そしてアナルが危ないと思ったら、すぐに「半ケツディフェンス」に戻す。この攻守一体となった万能型の戦術を用いることで、少しずつウォシュレットに慣れていきました。
 そして数年ほどが経つと、「ウォシュレットをしないとケツが奇麗になっていないような気がする」という状態へと進化を遂げました。
 しかし、ウォシュレットによる肉体の変化は、その後も続くことになります。それから数ヶ月後、「ウンコの後はウォシュレットをする。しかしウォシュレットをすると、もっとウンコがしたくなる♡」という症状を発していました。ウンコをし終わったからウォシュレットをしている。そのはずなのに、そのウォシュレットによるアナルへの刺激が引き金となり、もっとウンコがしたくなるのです。ウンコの終わりを告げるはずのウォシュレットが、なんと、新たなウンコのトリガーとなってしまったのです。そのループを3回ほど繰り返すと「ウンコが出切った」という確信を得るに至るのであります。
 ウォシュレットのないトイレに入ってしまったら最後、「どうも全部出切っていない」という感覚に襲われる。残糞感。もはやウォシュレットがないとろくにウンコも出来ないアナルになってしまったのです。これが最終形態だろうと思っていました。しかし、そうではなかったのです。これは、小便ですら「座りション」をするように心掛けていたことが関係しています。立ちションはトイレが物凄く汚れるという話を聞き、まったく大便をしたくない時ですら、便座に座って用を足しているのです。
 ある日、小便をしながら、ふと、何の気なしに「おしり」ボタンを押してみたのです。全く大便をしているわけではないし、大便をしたくもない。そんな、ウンコとは無縁のタイミングで、ただただ、ウォシュレットを使用してみた。それは、ほんの出来心でした。 
すると、いつも通りノズルがウィイイインンと出現し、アナルを心地良い水圧が包むではないか。そしてその間、僕はアナルに水圧を感じながら、それとは全く関係なく、オシッコをしている。小便をし終わると、「止める」ボタンを押した。ウォシュレットは止まり、ウォシュレットにより少し濡れてしまったアナルを拭いて、ズボンを上げて、トイレを出る。つまり、大便とは何一つ関係なく、「ただただ気持ち良いから、オシッコをしている時にも、ウォシュレット。」もはやそこに、「水によりアナルを洗浄する」という意図は一切ない。そして全くもって大便はしたくないので、アナルを刺激されたところで、大便がしたくなるわけでもない。小便をしているのだ。ただそれだけなのです。シンプルに気持ち良いから、ウォシュレットもしているのです。もはや、シンプルに、アナルが性感帯になっているだけなのではないかという仮説が鬼のように浮上している。小便の最中に性的な快楽を得ようとしている欲張りアナルオジさん。自分も、ここまで来てしまったか。完全に人間としての末期症状じゃないか。しかし、改めて、冷静に今の状況を俯瞰し、今の状態が、この一連の変化における最終到達地点ではないのではないかという可能性を疑っています。
 小便中にウォシュレットをしているのです。気持ち良いから。では、もしこれを越える状態が存在するとすれば、それは何でしょうか。恐らくそれは、「小便がしたいわけでも大便がしたいわけでもないが、ただただトイレに行き、シンプルにウォシュレット。」であります。これこそが、未だ見ぬ症状です。もはや小便の合間にウォシュレットをしているのではない。「ウォシュレットをしにトイレに行き、ウォシュレットをし終えて戻って来る」のです。ここまでなったら末期ですね(笑)。

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