店長ブログ

平和の火♪♪

2020/11/30 20:16:45|コメント:0件

今日は、父の話です。
父は平和をこよなく愛しています。
そんな父が夏になるとライフワークとして毎年毎年こなしていたのが、
『原爆の火』を運ぶことです。
原爆の火ってのは、広島に原爆が落ちたとき、誰かが残り火をカイロに取り、それを未だに50年以上も絶えず燃やし続けてるっていう、ちょっとイナセな品。
父は夏になると『原爆の火』を管理する人たちをあの手この手で口説き落として、その火のおっそわけをいただき、オリンピックの火のようにリレーさせ、平和を熱く訴える。
私はそんな父の背中を見ながら、育ちました。
父が煌々と燃える火を指さし、『あの火は50年以上前の原爆の火なんだよ、父さんが運んだんだ』と教えてくれるたび、子供ながらに、「このオヤジやるなあ。小さな巨人だな。」なんて思ったものでした。
ところが、ある蒸し暑い夏の夜。
父は、必死に自転車を漕いでいた。
右手には原爆の火の入ったランプを持って。
明日は8月6日。
汗だくで自転車を漕いでいました。
そうして路地を曲がると一台の消防車が止まっていました。
父さん、ん・・?と思いました。
いやいやいや、全然やましくない。
やましくない、胸張って言える。
やましくなんかない!
だ・が、
消防車の横を夜、ランプを持って通るって、両方が微妙に気まずいですよね。
変な空気流れちゃいますよね。
その時丁度、消防車サイレン鳴って、びくっー。
ってなったらしいです。
結果、おもいっきり転けました。
消防隊員が心配して駆け寄って来たときには、顔面蒼白のビックリ顔で大の字にひっくり返りながらも、ランプだけはしっかり掲げちゃって、もう怪しいのなんのって。
しかも転んだ拍子にアルコールなんて全部飛び散っちゃって、微妙に飛び火して、『なんだその火はっ!』って、危うく原爆の火、消火される勢い。
父、『駄目だー!この火は尊い火なんですー!』と言っても怪しさは増すばかり。
そして、父(放火犯疑い)と消防隊員と30分近くに及ぶ討論の末、和解。
その頃一方、原爆の火ですがすっかり元気なさげ。
アルコールもすっかり抜けて、オーラ薄くなっちゃってる。
『あーーーーーーっ!』って、家路に着く頃には、すっかり、鎮火。
父は抜け殻になったランプを抱えながら、リビングで1人途方に暮れた。
翌日、どっかの会館にて、父に手を引かれた私は、例のセリフを耳にすることになる。
『いいか、あの火は50年以上前の原爆の火なんだよ、父さんが運んだんだ』
あれは、我が家のコンロの火でした(笑)。

エレベーターの修羅場♪♪

2020/11/29 11:50:44|コメント:0件

先日、知人とデパートに行った時の事です。コロナ渦でエレベーターもガラガラで乗っていたのは私たち2人だけでした。そのエレベーターに急いで乗り込もうとする人がいました。
閉まりかけのドアからでも輝いて見える、ニシキゴイのようなYシャツ。
光る金の首飾り。
メットのように鋼鉄なオールバック。
瞬時に悟りました。
(ヤクザだ。)
    (ヤクザだ。)
その時、知人はコンマが付くような動きでボタンを押した。
エレベーターのドアが閉まらないようにボタンを押してました。
あーっ!ボタンを間違え『閉』めちゃってるーっ!

やくざ、はさまちゃっいました。

やくざがエレベーターのドアに挟まれてる映像って言ったら!
鼻血が出そうなくらい衝撃映像(ある意味モロ出し)。
それが、今まさに、半径1メートル内。
知人、もう口きけなくなっちゃってました。
かわりに私が謝りましたから。
ヤクザはスーツの襟を正すと、無言でエレベーターに乗り込んできて、すげぇ形相で私たちの背後に立ってます。
ドアが閉まった時、アタシ達は思いました。
(降りれば良かった・・・。)
(紳士服売り場だろうと、オモチャ売り場だろうと、降りれば良かった・・。)
『何階・・ですか・・・?』
名誉挽回とまでに知人が聞きました。
ところが、
『・・ン階』
マスクのせいか全く聞き取れません。
私は知人の方を見ました。
あ、ダメっぽい・・・。
白目剥いてる。
人差し指がETっぽくなっちゃってます。
ゼンマイ仕掛けのような動きで私を見ました。
目が『何階・・・?』って問いかけてる。
私は、場所をチェンジし、コントロールパネルの前に立ちました。
私は意を決して、つとめて冷静に言いました。
『何階ですか?』
らっとヤクザを振り返りさえしながら。
『・・・ん階。』
・・・・。
やっぱり無理でした。
そんなに暑くもないのに、変な汗出てきました。
藁をもすがる気持ちで、私は知人を見ました。
(何階って言った・・?)目で訴えると
(・・いや、もう・・お役目御免かと思って・・)みたいになってます。
私の人差し指も、ついにETになった。
3階から7階まで。
いわば5択!
何階?何階だろう・・?
私は焦る心で必死にさっきのヤクザのイントネーションを頭の中で反芻しました。
なにか!何かあるはずだ!手がかりがっ!じっちゃんの名にかけて!
・・ん階。
たしかヤクザはそう言いました。
3階から7階までで「ん」の付く階は3(さん)階と4(よん)階だけだ!
2択!
どっちだ・・どっちだ・・ど・・・
『早くしろっ!!』(byやくざ)
静寂を切り裂くような、お声。
本当に飛び上がるかと思ったし、ちょっと心臓も止まりました。
一か八かコントロールパネル、全階点灯。
全部の階、止まる宣言しちゃいました。
ヤクザが結構上の階まで行くとしたら、これ、結構やばいんじゃないかなー。
さっきから結構、靴カツカツいってる。どうやらお急ぎのトコっぽいんですよねー。
しかも次の階でうちらが逃げるようにエレベーターを出たとしたら、今は私たちの体で隠れてる、このパネルが公(おおやけ)になっちゃうんですよねー。
ぽーん・・・・
あ・・・
3階・・・
ドアが開く。
誰もいない・・・。
やくざも降りない。
ドアが閉まる。
・・・・・シーン・・・・
気まずい・・・。
たった一階だけでこの長さ・・・。
これが、まだまだ序章・・・。
ポーン・・・。
4階・・・・。
願いむなしく、誰もいない・・・。
ドアが閉まる。
やくざ、ちょっと異変に気付いちゃったっぽい。
背後で動く気配がする。
一歩前に出たくさい・・・。
レストランは一番上。
アタシ達は降りられない。
ポーン・・・
5階オモチャ売り場のドアが開く。
やっぱ誰もいない・・・。
やくざが一歩迫り、口を開こうとしました。
アタシはもう必死に『閉』を押しました。
少しでもロスの時間を短くしようと。
『降ります』
やくざが言いました。
ン階は5階でした。
謎が解けると共に、やくざ、帰りも挟まってました。

ギャングと遭遇♪♪

2020/11/28 13:12:48|コメント:0件

今はソーシャルディスタンスでないと思いますが、以前、帰省時に新幹線で満員になった時のことです。
新幹線で隣になった人が、いかつかったです。
ヤンキーとか、ヤクザとか、そういうのを超えて、強いて言えばギャング?
骨付きの肉とかをお召し上がりになってそうで、酒とかも水のように、お飲みになってそうな感じでした。
筋肉も半端ない。
二人がけの座席だったのですけど明らかに私の座席の3分の1が、ギャングの筋肉に占領されてました。
昼時だったので何はせずとも、お腹すいてきちゃうわけです。
車内販売の駅弁、楽しみにしてたので何も買ってませんでした。
車内販売の人は2往復くらいしてくれるのですが、通路側のギャングばっかりビールだの押し寿司だの春の彩り弁当だのガンガン頼んでくれちゃって、私なんて お水一滴頼むタイミングを逃しちゃってました。
車内販売の人も、「そちらの方は?」くらい言ってくれりゃあいいのに、
ギャングとの接触を一刻も早く切り上げたいばかりに、
ノールックですよ。ノールック。
餓死寸前にようやく頼めたのはウーロン茶一缶。
それも、怖かったです。
ウーロン一缶がギャングの前を遮るだけで、胸板10センチくらい膨らんだ気がしました。
鳩が出てきてもおかしくないくらいの鳩胸に、販売員も早々に立ち去って行きました。
そして、次の関門、
あ・・・トイレ・・。
ウーロン茶を食して数分、尿意が襲ってきました。
通路側のギャングを超えて、トイレに行く自信がさっぱり無いんですけどー!
あー、もらしてしまうかもしれない。
もらしたもんがギャングにかかったら・・・。
と思った時、天に声が届いたのか、ギャングが席を立ちました。
あー、そういえば、ビールがつがつ飲んでたもんなー!わかるぜー!その気持ちー!
私もその隙に席を立って、スッキリ。
やーチョレーチョレー。
所詮、人間。
人類みな兄弟。
なんて思って、席に戻ってビックリです。
もう兄弟のやつ席についてるわけです。
先に席に付いちゃってる。
しかも、この人、寝てるのです。
もう、座席とかね思う存分占領してるのです。
私も負けじと、結構足音させたんですけど、いやー眠り深い。
ついさっきまで、おめぇトイレ行ってたのに、その眠りの深さはねぇよっつーくらい眠ってらっしゃるのです。
仕方がないので、いや、もっと早くこうしていれば良かった。
私は、違う空いている座席に座りました。

う・・・
うわーい!すげぇ、ちゃんと一人分!快適!
しかもリラックス。
何らかのマイナスイオンが流れてんじゃないかっていうくらいの
リラックス。
と思ったら、なんか眠くて寝たわけですよ。
安眠。
ところが、なんか押されるんですよ。
何か、前に味わったことあるような押されかた。
なんだっけ、これ・・この感じ・・?
何らかの番付をされちゃいそうな感じ・・?と思って起きたら、
横に、またギャングですよ。
しかも別の。
しかも、三人掛けで、横もギャングだけど、横の横もギャング、みたいな。
あー、新幹線じゃなくて海賊船に乗ったのかもーと思いました。
(大阪着)
2時間半の旅を終えて大阪で降りたら、ホームに垂れ幕がかかってました。
「名古屋アイスホッケー部 必勝!」
みたくなってました。
そこに続々とギャングが集まって
エイエイオーとか言ってました(笑)

駅前留学♪♪

2020/11/27 18:23:24|コメント:0件

友達のとこの2歳児が「えーびぃーしぃーでぃー」とか歌ってたので、
軽い気持ちで「ハロー」とか話しかけたら、
すげぇネイティブっぽい発語で怒濤のごとく何か言われたのち、
あまりの通じなさに2歳児に多少苛つかれました(笑)。
先日、電車のドアの脇に立って乗ってたら、猛ダッシュしてきた外国人が、
「ぺらぺらぺらぺらぺらぺら!」って話しかけてきました。
横にニューヨーカーみたいなサラリーマンがいるのに、この二択でよくこっちに来たね!って思いました。
ここぞとばかりに、ランボー怒りの みたいな顔で喋ってくっから、カントリーロード1個も出てこない。
それでも、ランボーがかろうじてなんか「チンサイバシ」と言ってるのに気づきました。
次の瞬間、心斎橋ー!って閃いて。
でも、この電車は断じて心斎橋に行かないし。
心斎橋に行くのはあっちの電車だし。
って英語が一語も出てこないんですけど。
その時、向かいのホームにちょうど心斎橋方面の電車が舞い込んでくるのが見えて、
私は、そのとき奇跡的に「あっちだよー」ってー英語が、天から舞い降りてきて思いっきり「Go awayー!」た言いました。
でも何か、多少心配になって携帯で調べたら、まあGo awayが「あっちだよ」じゃなくて「あっちいけ」だったってのを知ったときの慟哭っていうかな。膝から心が折れる感じでした。・・ごめんなさい。
そして早々に「あい きゃん のっと すぴーく いんぐりっしゅ」って言いました。
そうしたら、全然質問をやめないのです。
私は覚悟を決めて「オーケー」「トゥゲザー」と言いました。
一緒に行きましょう、と。
この見ず知らずのロッキーを心斎橋まで連れてくことに決めました。
ロッキーはすっげー嬉しそうに、超ペラってきたけど、もう一言一句わかんないです、はい。
「スタディー?」「ショッピング?」「ワーク?」さあどれ?みたいに聞かれてて、
本当は、もう何て言うか乗り換え方を間違えてたまたま改札の外に出ちゃった感じで、奇跡の手違いだったわけですが、「仕事で」ってカッコイイなって思って、「ワーク」を間違えて
「ウォーク、ウォーク」って言ってました。はい、歩いてここにいます。
で、そのあとも質問が止まらないのです。
もう一個もわかんないけど、こっちも「わかんねー」みたいに水を差すのもアレかなと思って、
「アーハン」
って禁じ手を繰り出したわけです。
確か昔「英会話はアーハンって言っておけばどうにかなっから」みたいなことを友人が言ってたのを思い出して。
そうしたら、「アーハン」すごいのです。
アーハンによって、ロッキーが軽くエイドリアンでも見かけたんじゃない?ってくらい、倍 喋ってきました。
で、私も、もう後には引けないので、必死にアーハンで応戦しました。
これでもかってくらいアーハンアーハンいいましたよ。
したら、もー盛り上がる盛り上がる。
途中ちょっとしたプロ意識も出てきて、アハハーンみたいなアレンジを加えたり、
アハンウフンアハンみたいなリミックスも入れてみました。
20分くらい経った頃には、私たちはまるでアフガンを共に戦い抜いた戦友のようになってました。
まあ、何言ってるかは全然わかんなかったわけですけど。
なんか心斎橋が近くなるにつれて、向こうがちょいちょい「モアコミュニケーション、モアコミュニケーション」言ってるなとは思ってました。
心斎橋に連れてきた時、私はやりきった感でいっぱいで。
旅先の親切な日本人として颯爽と去ろうとしたら、なんかすげぇ喋ってきたました。
なんかね、「モア コミュニケーション、モア コミュニケーション」言ってるわけ。
いや、もうそれ、さっき散々聞いたし。
って感じで、アーハンアーハン言ってたら、
なんかね、アーハンで乗り越えられない雰囲気出してきました。
こっちとしては、アーハン以外の引き出しはないわけです。
相手がキョトンとしてるうちに、無事トルコ共和国を脱出しました。

化かし合い♪♪

2020/11/26 11:07:51|コメント:0件

昨日、すみませんすみません!乗ります!乗りまーす!
って滑り込んだエレベーターの中が、カップルの抱擁でした。
「だめだよ、だめだよ、見られちゃうよ・・」
って女の子が述べてるんですけど。
「見られちゃう、見られちゃうよぅ・・・」
って、もう声を押し殺した感じで言ってくれてるんですけど、この密室におきまして、
完全に、そちらの見られちゃうよ指令が届いてるわけです。
こちら側としては、偶然 乗り合わせたその瞬間から、エレベーターの四角の一角に鼻をめり込ませるようにして立って、カードを選んでもらってるマジシャンくらいの見なささなわけです。
「だめだって」
「見てないよ」
「見てるってば」
「見てないよ」
「ほんと?」
「大丈夫、見てないよ」
「でも、見えちゃうかもしれないし」
「見えないよ」
「えー、でも」
う・ら・め・し・や
もう、生前であることとか全然関係ない!
自然と口をついて出ました。そのセリフが。
生きながらにして、今、化けて出れるくらいの無念。
化けて出るっていうか、
もうあらかじめ すでにここにいますけども、
あえて、1回化けたい。1回、化けてから出たい!
今なら、私にもあの井戸が登れる気がする。
ブラウン管から飛び出せる気がする。
その後、3階で見知らぬオジサンが乗ってきました。
待ちに待った2対2。ダブルス。
こうなったら、多少スペースを広めに取り出します。
あとは、まあ、見ました。
どこを見るのも、私の自由ですから。
オジサンもね、そこはすげぇ見てましたから。えぐるくらい。けしからん感じで。
私もオジサンに添える形を取るわけです。
公共の場ですよ!って視線をね、思う存分浴びせてやったわけです。
しかし、まさかオジサンが次の階で降りるとは・・・
まさかのアーリーリタイヤ。
どうしてくれるの、この感じ。
変に間合いを詰めちゃったせいで、3人でPerfumeくらいの配置になってるんですけど。
ち・・近い。
彼女が、彼氏に抱きつきながら朝顔でも観察してんじゃないかってくらい見てくるわけです。
全く発芽してない私を。
思わず必死にカバンをガサゴソして、生クリームでも泡立ててるんじゃないかってくらいガサゴソして、夢中で携帯を取り出して、メールしてるフリをしようと思ったら焦りすぎて、滑り落ちました。
で、落ちた携帯が床をきれいに滑走して、思いっきり二人の甘い空間に行きました。
足と足のまさに、その合間をぬって。
うらめし度もMAX。
リングの井戸で言ったら、貞子が黒ひげ状態で飛び出すレベル。
その瞬間に、エレベーターのドアが開いたから、
反射的にカップルの足の間から、携帯を右足で蹴りだして、
そのままドリブルで外に出ました。
まさに一瞬の判断。
彼氏、「わー!」って言ってました。
「わー!」って。
よく考えると、彼氏、結構情けなかったです。
なんだか、生きながらにして、念願叶って軽く化けて出れた感じです。