店長ブログ

野生の勘よりグーグルマップ♪♪

2021/04/07 16:19|コメント:1件

車を運転する人でやたらナビを使うのを嫌がる人っていますよね。ナビがなくてもスマホを出せばその場で道を調べられるから、迷いようがないと思うのですが、やたら野生の勘にに頼る人。助手席に乗っていて正直、野生の勘、当たった試しがないです。
 十代の頃、はじめて遊びに行った友人の家から帰るとき、「10分ほど歩けば駅につくよ」と教えられて出発し、ひたすら歩き続けて1時間、深い森にいたことがありました。あれが人生で一番ひどい迷いかたでした。何をどう間違えれば、駅のかわりに森につくのか(しかも深い)。あとから聞いたところ、私は一度目の岐路で間違え、そのままひたすら間違った方向に歩き続けたようでした。その結果の深い森です。
 道に迷うというのは、岐路で間違えるということだ。一本道で迷うことはない。そして岐路で間違えた時、正論を言わせてもらうならば、途中で気づいて、間違えたところまで戻ればよいのです。少なくとも、自分が深い森にいると気づくまでに、このままじゃ絶対に駅には着かないと分かるはずなんだから、その時点でくるりと方向転換し、来た道を戻ればよかったのです。
 しかし、方向音痴の人間を支えるのは「妙な自信」です。そうゆう人は岐路のすべてを直感で処理しています。そして自分では、それを「野生の勘」と呼んでいます。右に行くか左に行くかは野生の勘で即座に決め、自信まんまんで進みはじめる。そして、ひんぱんに迷っていくのです。
 すこし考えれば分かるが、小学生のころからファミコンのコントローラーを握っていた人間に野生の勘などあるはずがないのです。人生で一度も野生だったことがないくせに、野生の勘がそなわっていると思っているんだから・・・。深い森で十年ほど過ごしていれば、野生の勘も備わってくるかもしれませんが。
 野生の勘よりグーグルマップ。ファミコンで成長した私たちにお似合いの結論ですね。