店長ブログ

有頂天ホテル♪♪

2020/12/29 21:33|コメント:0件

映画って、ほんといいですよねー。
でも正直、見に行くのはちょっと面倒かなーって。
いま、外とか結構ほら、寒いし。
コロナとかが猛威を振るってるし。
皆様のための、
見てない映画を、なんとなく見たような感じにレビューする
「幻の映画」のコーナーでーす。
今回の映画はこれ!

『THE 有頂天ホテル』
まー、ざっと内容を予告から察するに、
大晦日の夜にこのホテルで奇跡が起こるらしいです。
総勢23人の主役級の俳優たちが揃ったことで注目を浴びましたけど、
もう、まず誰が有頂天って間違いなく監督です。
あと、まぁオファーが来た俳優陣。
色んな緻密な人間関係が絡まり合い
物語が進んでいくわけですが、
23人ですからレビューとか書こうとかしたらえらいことになります。

題名から察するにこの物語をハッピーエンドに導くには、
2時間半でホテルが有頂天にならなきゃ駄目なんです。
で、ホテルが有頂天になるには、このホテルに関わった23人が
皆一様に有頂天にならなきゃいけないわけです。
そのためにセリフがあり、
そのために演技がある。

1人1人・・・・。
1人1人・・?
1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人1人。(総勢23人)


こんな大所帯、2時間半で全員有頂天になれるのでしょうか。
1人くらいセンチメンタルとかノスタルジックな奴が出てくるのでは?

150分÷23人=6.52

あー三谷やっちゃったー。
無理だー。
これ無理だー。
150分(映画の上映時間)
割ることの
23人(有頂天になる予定の人々)
6.52分(持ち時間)

6分で有頂天まで行くのは無理。
調子良ければ鼻歌ぐらいまでは飛び出すかもしれないけど、
持ち時間6分で有頂天までは行けない。
でも、無理ってことは、すなわちアンハッピーです。

その時、私は思い出しました。
始めにこの映画のストーリーを紹介したとき
『大晦日の夜にこのホテルで奇跡が起こるらしいよ。』
そう、1人持ち時間6分で有頂天になる、奇跡が。

うん、とりあえず、やりくりしましょう。
まず役所とか佐藤浩市は、20分はかけないと有頂天にはなれないだろうから、
多分、その分、はじめっから伊藤四郎あたりは有頂天状態で登場することを余儀なくされる。
松たか子とかも微妙だから、とりあえず香取慎吾は3分でいいや。
SMAPの一員だったら、多分2分くらいで有頂天決める自信はある。
そういうふうに助け合いながら、23人の中でも、最初っからほぼ有頂天状態で出てくる人、足を引っ張る人に分かれながら、ゴールを目指す。
そう皆で助けあって。

果たして彼らはお約束どおり有頂天になれるのか?
はたまた、なれないのか?
出番が少ない人ほど、最初から有頂天キャラなのか?
セリフは何個あるのか。
そのへんが見所です。多分(笑)