店長ブログ

精子検査♪♪

2021/02/09 20:56|コメント:0件

数年前から精液検査に一回行ってみたいと思っていて、それが最近ようやく実現した。 
精液検査をすると、精子が何個くらい出ているのか、活動的な状態にあるのか、病気にかかっていないか等々、色々分かるらしいです。ネットで適当に調べて、上の方に出てきた精液検査用クリニックに行くことに決めました。
 精液は尿検査の要領で、その場で採取するらしいです。つまり当日、そのクリニックで射精をすることになるということです。それにしても、クリニックで射精をするというのは、どういう感じなんでしょう?僕は多少身構えつつ、内心ではワクワクしていました。
 クリニックでの射精。ベストケースはと言えば、ズボンを脱いで待っていると巨乳のナースが全裸で現れ、「失礼します」と良いながらフェラチオをおっ始めてくるパターンでしょう。ただ、さすがに風営法の観点からも実現性に乏しく、これは期待し過ぎです。
 実際の精液採取の現場がどうだったのかと言うと、無論、僕の想定のいずれのパターンでもなく、何やら個室の部屋に通されてそこで自由にオナニーをして下さいと言われる形式です。部屋の中にはエロ本とAVとモニターがあって、どのように自慰行為を行うのかに関しても、ある程度の自由が保証されています。申し分のない環境ではあるものの、一つ気になったのは制限時間が設けられている点です。部屋の中には精液採取に関する説明書が置いてあって「20-30分以内に出て来ない場合は一度退出頂く場合があります」と記されている。部屋には2冊のエロ本と、30枚近いDVDが置いてあったが、これら全てを入念に吟味している時間はないです。
 持ち時間は、確実に減っていた。残り時間が6分を切りました。これまでの行動はと言えば下半身を丸出しにしたままエロ本を熟読して感動し、その後、変なタイトルのDVDを見つけて念仏を唱えただけ。奇行中の奇行です。
 「冷静になれ。」と自分に言い聞かせ、慌てて自らの携帯でDMMのアプリを開き、いつものAVを血眼で探しました。可及的速やかに、具体的には数分内に射精をしなくてはならない。この希有な状況で真に信じられるものはエロ本ではない、「紗倉まな」です。
 我らが紗倉まな。安心と信頼の紗倉まな。
 画面に紗倉まなが現れた瞬間、脳内は紗倉まな一色になりました。
 心地良い疲労感が全身を包み、射出された液体をカップに入れると、先ほどまでの様々な興奮が嘘だったかのように突如として大いなる冷静が襲ってきます。その冷静は、あらゆる感情を飲み込む沼です。目の前で流れるAVは滑稽な組み体操にしかみえなくなります。手続きを終え支払いを済ませるとき、札を受け取る女性の手を見つめます。その精神状態は無の境地と呼ぶにふさわしい。射精後の心はあまりにも穏やかだ。嵐の前の静けさと言うが、嵐の後の静けさには到底及ばないです。精液検査におけるレポートは以上となります。皆さんも一度行かれると良いのではと思います。