店長ブログ

初めてのキャッシュカード♪♪

2021/01/11 12:32|コメント:0件

店のある女性が突然「キャッシュカードが欲しい」と言い出しまして。まぁアナログの方で、銀行は通帳のみでキャッシュカード持ってなかったのです。
だから「あった方が便利ですよ」って私も言ったのですけど。
ネット申し込みもできるのですが、アナログなので書類に記入し、郵送する方法を選びました。数日後銀行から届いた手紙を持ってきました。
そして女性曰く「良い会社ですねー。この封筒もどことなく良い匂いがするー!」
しないしない。アンタは黒ヤギさんかと。
私は「落ち着いて。まだカードはできてないから。中に入ってる書類に、必要事項を記入してください」と言うと「はーい!」。うん、返事だけはいいんですよね。
ちゃんと書類さえ書いておけば、あとは楽々申請受理の流れが普通ですよね。クレジットカードではないので。
しかし、そんな書類書いたことないらしく苦戦しつつ、ようやく書き終わった数分後、書類に記入しただけなのに肩で息をしておりました。よく頑張った(笑) 
書類をチェックして私が「あ、ここ。暗証番号書いてないよ」と伝えました。
女性は「暗証番号?」とATM使ったことないそうで暗証番号の存在を知りませんでした。
私は「そう、好きな4文字。でも誕生日とか、わかりやすいのはやめた方がいいですよ」
と伝えると「んー。どうしよっかなー」とたいそう悩んでました。
数分後、女性は「できた!」と言うので「じゃあその封筒に入れて?で、ポストに出したら大丈夫です」
数日後-。銀行から電話が来たが一人で出るのが不安らしく事務所でスピーカーにして銀行にかけなおしました。担当のお姉さんが「もしもしー。私◯◯(銀行名)の〇○という者なのですが、暗証番号がですねー」
私は「暗証番号?」と疑問に思ったのですがお姉さんは続けます。
「こちら数字しか使えない規則になっておりましてー」
私は「えぇ、えぇ。…え?」って感じです。
お姉さん「その、こちらにご記入くださった…プヒ…ものはですね…プヒィ…使えないんですよー…プッフゥー」
え?何か笑い堪えてる?笑い堪え過ぎてラマーズ法みたいになってる?確かに私は書いた暗証番号を確認していません。でも、何だろう。暗証番号でそんな面白くなることなんてあるかな。4649とか?
私は女性に「あの、暗証番号の欄に何て…?」と聞いたら、まさかの「バカボン」そりゃ通らないわ(笑)
お姉さん「バ、バカ…プヒィー…バカボンって…プヒョー!」と完全にツボにはまってます。その時、数日前の光景が頭の中でフラッシュバックしました。私は「好きな4文字」と確かに言いました。でも、そうじゃねぇ!!!好きな4文字って、そういうことじゃねぇ!!!!暗証「番・号」だよぅ!
 

たまごっち♪♪

2021/01/10 21:45|コメント:0件

小学校高学年の頃だったかな。覚えておりますでしょうか、「たまごっち」の大ブーム。私もやってたんですよ。それも、結構ハマってました。初めて父性に目覚めた、青色、スイカバー。
 ある日、祖母の前でもそれをやっていたら祖母が興味津々で聞いてくるわけです。
祖母「ねぇねぇ。それ、なぁに?」
私「んー、たまごっち」
祖母「え?シャケほっけ?」
 私は、小学生ながらに一生懸命説明しました。今、この子を育ててるんだ。この子と遊んであげたり、ご飯をあげたりするんだ。
昼寝から目覚めたとき、いつもとちょっと違ったものでした。
祖母「あ、起きたのかい?今、たまごちゃんにご飯をあげてるんだ」
私はご飯のあげ方なんか、教えてないよな…と思い、ふと嫌な予感がしました。…そうそう、ドライバーみたいなので、俺のたまごっち分解して、なんか電池のふた開けて、ご飯粒詰め込んでました…。
一瞬で、目、覚めました。でもその嬉しそうな顔見たら、何も言えなかったよね。「…あ、ありがと」って言ったら、「大丈夫?お前もご飯食べる?」 だって。うん、食べる。でも、ちょっとでいい(って言っても鬼盛り来ます)(笑)
 

コンビニの思い出♪♪

2021/01/09 21:30|コメント:0件

初めて一人暮らしをした時の事です。
家から徒歩10秒という抜群の場所に、とあるコンビニがありました。
そのコンビニに、新しい女の子のバイトが入ったのは、一人暮らしを初めて、3ヶ月頃のことだったと思います。いつものように自動ドアが開くと、そこには見かけない姿が。あれ?新人さんかな?
何だかんだ、7度見ぐらいしたよね。雑誌売り場過ぎて(1度見)、飲み物選んだあとに(2度見)、パンとかも拝みつつ(3度見)、いよいよレジで (4度見)、なぜか身に覚えのない麸菓子がカゴの中に入ってて(5度見)、去り際(6、7度見)。みたいな。
すごく可愛い女子高生。上はコンビニの制服で、下は学校の制服(スカート)。
女子高生「こちら7円のお返しになります」(ソッと手を添えて)
おつりを渡すときに、僕の手の下に、自分の手を添えてくれるんです。手と手が、触れ合うのです。スッて手出したら、ソッて包み込んでくれる。これが、良くて。
今でこそ、年もとりました。「ちょっとそれちょうだい?」って言われて、まぁ間接キスのような感じになったとしても、地蔵の如く不動。女の子にも慣れました。
でもその頃、キュン。イチコロニコロもチョロいもん。 
いや本当に、気持ち悪いって思われても仕方がないかとは思うんですけど。ピッタリ小銭持ってても、わざとお釣りが出るように千円札で払ったりだとか。それでいて、カッコいいとこ見せたくて、お釣り全部、レジ横の募金箱に入れたりだとか。アフリカに井戸掘りすぎて、家の水道代払えなくなったことも、正直あります。
そんなある日の事。いつものようにそのコンビニで買い物をして、レシートを見てみたら、100円お釣りを多くもらい過ぎていたわけです。
この100円を持ってる限り、レジが合うことはないわけで。それは即ち、彼女の落ち度となるわけで。
女子高生「い、いらっしゃいませ…」
ハァハァと息を切らし、店に駆け込んできた僕を見て、彼女は驚いた顔をしていました。
私「あ、あの…!」
女子高生「は、はい?」
私「さっき、お釣りを多く貰い過ぎたみたいなんですけど…」
女子高生「え?あ、 わざわざすいません!」
私「何か100円多く貰ってて、返そうと思って」
女子高生「ありがとうございます!」
私「いえ…当然のことをしたまでです」
女子高生「あれ、でも120円ありますよ?」
この期に及んでまで、手を添えて欲しかったのです。 
その一件以来、その子との距離が縮まったのも事実だったんです。それまでは業務的な会話ばかりがったのが一点、ちょっとした世間話をするようになったのです。
女子高生「今日も暑いですね」
もちろん、まだこれぐらい。でも、嬉しかったです。「えぇ。しかし、今日は月が綺麗ですよ」。言わない言えないとんでもない。実際は、口の端に泡つけて「ヴンっ」って頷くのが精一杯でした。それでも、幸せだったから。
 すべてはおよそ20年以上前の話で今、彼女は36とかって歳になっているのでしょう。
 ある日、コンビニに向かったら。大家さんに遭遇しました。
大家さん「あらー!何やってるの!?これからお買い物!?」
大家さん「私もなのよ!何買うの?野菜?じゃあ一緒に行きましょ!」
ここでだけは会いたくなかったなと。
いや、ホント悪い人ではないし、いくつになっても元気いっぱいなのは素晴らしいことだと思います。ただ尋常じゃなく声がでかいのと、何て言うか、あまり遠慮のない人で。
女子高生「いらっしゃいませー」
大家さん「そうそう、あなたこの前廊下にオレンジ色のゲロ吐いたでしょ!」
一言で言うと、黙ってろと。ホラ見てっから。あの子、俄然こっち見てっから。っていうかそれ俺じゃねーから!
大家さん「あ、そういえばさ、この前2階の廊下の網戸直してもらったじゃない?今度は違うとこが調子悪くてさ。今夜あたり、直してもらえないかしら?(ヒッソリ)」
 そんでもって、なんでおいしいとこだけ小声なんだよ。それはむしろ聞かれたいやつなんですけど。
私「あ、はい。別にいいですけど」
大家さん「ホント?助かるわー。いつもありがとねー!」
私「いえいえ…」
っていうかなんで後ろついてくるの?ドラクエ?
大家さん「あらちょっと!指から血が出てるわよ!」
気がつかなかったんですけど確かに人差し指からはうっすらと血が出ていました。
私「え?あー、まぁどっかで切ったんですかね。まぁ、傷も浅そうだし、すぐ止まるんじゃないですかね」
大家さん「大変大変!バンドエイド買わなきゃ!」
大家さん「あ、あったわ!はいこれ!これで安心ね!」
私「あ、ありがとうございます…」
 いや、どう見ても箱、カラフル。どう見ても避妊具。バンドエイド、その横にあるやつだから。
大家さん「あとは何買うの?」
私「え?あ、こんなもんですかね」
大家さん「あらそう。じゃあ、はい(手を差し出して)」
私「え?何ですか?」
大家さん「一緒に払ってあげる」
私「いやいや、そういうわけには…」
大家さん「いいからいいから。網戸のお礼もあるし」
悪い人じゃないんです。いつもいつも、何かと気にしてくれて。まるで母親のように接してくれて。
大家さん「あらやだ!こんなの買って!」
いや、それさっきあんたが渡したオカモトだから!!
大家さん「若いっていいわねー。ふふ。じゃあお会計してくるわ!」
こ、このババァを隠したい。奥の奥に。一緒に払ってくれたのはありがたいけど、それ以上に失ったものが多過ぎました。
 大家さん「はい、これ。」
私「あ、ありがとうございます」
あぁ、これでやっと解放される。と、思ったら出口付近でクルッとターン。
大家さん「じゃあ、(網戸の修理)また今夜ねー☆」
やっと行ったわ。長かったけど、これであの子とまた触れ合えるチャンス。「あれ、うちのアパートの大家さんなんですよ(笑)」、僕は最初に発するべく言葉を、頭の中で繰り返します。大丈夫、この話はきっとウケる。
女子高生「…」
あれ、なんかすごい顔してない?
僕「…ど、どうも」
女子校生「…(ペコリ)」
え、引いてない?それもドンじゃない?
な、なんで…?確かに、大家さんの声は大きかった。多少の迷惑はかけたかもしれません。でも、だからといって、そこまで嫌悪感を丸出しにするようなことは…。えー俺、ほかに何かいけないことしたかな。別に思い返しても、これといって何もなかったような…。
 えっと、まず大家と一緒に来店してー。それで、大家が避妊具を購入してー。最後に大家が「じゃあまた今夜ね」て言ってー…。
 …ぅぉぉおおおおやああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!!!!!!
いやいやいやいや!嘘でしょ?そんなことって、ねぇ?そ、そうだ!まず誤解とかなきゃ!ヤバい!落ち着け!
私「ピザマンください」
女子校生「ありません」
えぇ。それ以来、二度とそのコンビニには行けませんでした。
今、彼女36とかって歳になっているのでしょう。もし、もしあの日の出来事さえなければ、今頃はちょっと歳の離れたお友達として、お酒を酌み交わしたりも…そう、そんな在りもしない空想を思い描くばかりです。
 それからというもの、家から少し離れたコンビニに通うようになりました。
私「あ、袋いりません」
中南米男性「フクロ?イラナイ?」
なぜか袋を剥かれたアイスを片手に、また彼女を思い出すのです。

 

逆ナン♪♪

2021/01/08 12:53|コメント:0件

自慢じゃないのですが、人生で一回だけ逆ナンされたことがあります。私が21歳の時です。 
「何やってるの?ヒマだったら一緒に遊ばない?」
て。急に。にょきって。最初はね、何が起こったのかなーと思いました。まぁ正直なとこ、ビビりました。
私「いや、とくに何も。ヒマですけど…」
彼女「マジで?じゃあ遊びに行こうよー」
まぁ当然警戒もしました。行き着く先は、宗教の勧誘か、画の売買か。その2択かな、と。
君の名前はなんていうの?と言ったら
「ナタリー!」
僕「ナ?え?」
ナタリー「ナタリー!」
 へー、素敵な名前だね。で、国籍は?
ナタリー「インドだよー!」
ホントね、自慢じゃないんだけ一回だけ逆ナンされたことがあって。まぁそれがインド人だったわけです。 
僕「日本語すごい上手だねー」
ナタリー「そう?ありがとうー。まぁずっと日本にいるからねー」
僕「あ、そうなんだ?」
ナタリー「そう。だから、子どもの頃はずっと自分のこと日本人だと思ってたんだけどー。実はインド人だったの(笑)」
まぁ正直迷いました。笑うか否か。
ナタリー「それ知ったとき結構ショックでさー。すごい悩んで、友達に相談したのね。『あたし、もしかしたらインド人なのかも』って」
僕「うん」
ナタリー「そしたらさー、『いや、あんたどう見てもインド人じゃん!まさか知らなかったの!?』って(笑)」
俺がその友達でも、多分まったく同じこと言います。
でも、ナタリー。お世辞ぬきで綺麗な子で。明るくって。卑屈な感じも全然しなかったです。 
僕「えーナタリーはさ、その、ナンパっていうか。さっきみたいに男の人によく声かけたりするの?」
ナタリー「えーしないヨー!ナンパ今日が初めてだよー」
僕「あ、そうなんだ!」
ナタリー「ナンはよく焼くけどネ!」
僕「で、どうしよっか?お茶でもする?」
 ナタリー「んーそれもいいけど、お腹すいてない?」
僕「あー空いてるっちゃ空いてるかも」
ナタリー「アタシお腹ペコペコなんだよねー。まずご飯食べに行かない?」
僕「何食べたい?」
ナタリー「んーどうしよっかなー」
僕「じゃあ適当に歩いてみる?」
ナタリー「あ、あそこは?」
僕「…コ、コココ、ココイチ…?」
軽く目眩した。
ナタリー「カレーにしよっか?」
僕「え、あ、うん、でも、あの」
ナタリー「行こ!☆」
僕「…うん」
 一生忘れないです。店に入ったときの、店内に駆け巡った緊張感。店員さん、やめてー。その「え、お前、何本場の人つれてきてんの?それ、暗黙のやつじゃないの?」って目。 
ナタリー「あたしココイチ大好きー」
僕「ぇ!あ、そうなんだ!」
ナタリー「うん、友達とよく行くよー」
僕「そっかそっか! じゃあよかった!ホントに!」
あ!あぁ!よかった!食べたことあるんだ!でもそれを知らない店員さんはね、多分水持つ手、じゃっかん震えてた。スプーンとか、いつもよりワンテンポ遅めに来た。「俺達は、今、試されている…!」、そんな形相。もちろんナタリーは何も悪くない。店員さんも何も悪くない。俺が全部悪いです。
で、お腹いっぱいになって。じゃあいざどうしよかってなって。次どこ行きたいか聞いたら、
ナタリー「カラオケ行きたい!カラオケ大好き!」
いざカラオケ入ったわけなんだけど。ナタリー、キャッキャッしちゃってて。それはまぁ、正直微笑ましいなと。で、インドの女の子って何歌うと思います? 
やっぱりインドの曲?それとも流行りのJpop?んーん、違いました。
ナタリー「あいたーくーてー、あえなーくーてー、何度も受話器を置いたー♪」
まさかの。まさかの、松たか子『コイシイヒト』でした。しかもこれが超ウマいのです。
ナタリー「えいえーんにー、えいえーんにー、このむーねーのなーかー♪…え!?どうしたの!?」
気がついたら、泣いてました。何も知らない人がこの光景みたら、「あれ?説法身に沁みちゃってる系?」って感じだったと思います。
ナタリー「大丈夫!?」
僕「いや、ごめんごめん。気にしないで」
ナタリー「いやいや、それは気になるでしょ!」
僕「…いや、実はさ…」
話しました。失恋話。当時は友達とかにも話せなかったんだけど、逆に全然知らない間柄だったからこそ、あんなにも話せたのだと思いますナタリーも「うん、うん」って聞いてくれて。それでもって、閃いたような顔して、言うわけです。
ナタリー「わかった!そういうときはヨガがいいよ!」
ナタリー「ヨガやるとねー、結構いろいろスッキリするよ」
なんか、いつもお母さん(インド人)にヨガ教えてもらって、お父さん(インド人)も交えて一緒にやってるそうです。
僕「ヨ、ヨガってどうやるの?」
ナタリー「お?やる気になった?」
僕「うん、俺、やってみるよ!」
ナタリー「ヨシ!じゃあバッタのポーズ!まずうつ伏せに寝てー!」
僕「こう!?」
ナタリー「アゴは床につける!」
僕「はい!それから!?」
ナタリー「足!上げる!」
僕「はい!」
ナタリー「もっと!もっとイケる!」
僕「んんんんん!」
店員さん「(コンコン)失礼しまーす!こちらメロンソ…ダ…」
バッタ「あ、そこ置いといてください…」
もう、完全に虫。ナタリー、涙流して笑ってました。
で、なんだかんだで夜も更けて。バイバイの段階になって、ホントに楽しかったです。ナタリーも楽しそうにしてくれてたし。
そして「ごめん、あたし今ちょっと携帯持ってなくてさ。あ、じゃあ君の携帯貸して?『ナタリー』で番号入れとくね」、最後にそう言ってくれて。
初めて電話した夏の夜のこと、今でも忘れません。あの日、入れてくれた電話番号。何度も携帯を開いては、何度も携帯を閉じました。でも、決心して君の名前にカーソルを合わせて、ゆっくりとボタンを押しました。
 
(プルルルルプルルルル)
インダス川「ナマステー!アップコンボルラへホー!?」
僕「すいません、間違えました」
ナタリー、携帯、本当に持ってなかったみたいです。日本語って難しいです。
そんなわけでさ、ナタリーが今何してるかとかは、ちょっとわからないです。
でも、時々ふと思い出します。ナタリーが話しかけて来てくれたこと。二人でカラオケでヨガやったこと。今は良い思い出です。
 

インフルエンザ検査♪♪

2021/01/06 13:18|コメント:0件

今年はコロナでなりをひそめてますが、インフルエンザの流行る時期です。ところで、インフルエンザの検査、受けたことありますか?私は去年受けました。
昨年はじめに一日中 家にいて、マンガ読んでゴロゴロしてたら、インフルエンザっぽくなったのです。
えー。インフルエンザって、そういうルール?
もっと人から人へ、みたいなニュアンスの病気じゃなかったっかなー?って思ったんですけど。
とりあえずインフルエンザ判定検査を受けました。
この検査が、すごいのです。
まず、血を採って〜とかカッコイイやつじゃないのです。
血をとれば大抵のことは判明しちゃうこの現代社会においてこの検査は、鼻の穴に綿棒を つっこむのです。この時代、あえての、鼻。
今、そこフューチャーする意味あります?人間の体の中で、一番、ボサッとしてる部位ですけど。正直、私がインフルエンザかどうかを、鼻に決められたくないです。
インフルエンザも、よりによって、なんでそこ居ちゃったの?
他に行くとこなかったのー?ってことなんです。
そこにいるなら、他んとこにもいるんじゃねぇーの?とかノドとか怪しんじゃねぇーの?とか、言いたいことは山々なんですけど、インフルといえば、鼻です。
「じゃあ、ちょっとインフルエンザの検査してみますから〜」って、
横の部屋みたいなとこに呼ばれたんですけど、まぁ、鼻の覚悟はできてた。
でも、鼻担当っぽい看護婦さんが見たかんじ、ワイルド。
あと、なんかカルテをめくる手つきが完全にピリピリしてるのと、二回に一回くらいの溜息がすごい。
そして綿棒綿棒言ってるけど、結構、綿 少なめ。飾り程度。
ほぼ、棒な。しかも、棒が完全に長すぎ。指揮棒くらいある。
その長さをエンジョイできる鼻は無いよ、と。
どこまで遠くにインフルエンザ探しに行く気なの?と。
でも、まあ、来るときは来る。丸イスみたいのに座らされて、目をね、ぱちくりさせて待ってたんですけど、その看護婦さんがインフルエンザの検査のキットを用意して、さあ、いざ!ってとこで、電話がなりました。その電話がちょっとしたイザコザ。
「えー、なんでー!朝確認してたでしょー!」みたいな。
「ちょっと、こっち無理だからね!」
「そんなの、そっちでどうにかしてもらってよ」
「もう、いいです!」ガチャン!つって電話きって5秒くらいシーンとしたあとに、
「じゃあ、入れますねー」
って、もう、絶対、このタイミングじゃないんですよ。
ほんと、私に5分 いただきたい。
でももう綿棒は迫ってくるわけです。
いやー。奏でました。悲鳴を。
久々に、ギブアップしました。何回も「ギブしてるよー」って看護師さんの肩たたいた。
医療現場にも、レフリーの必要性あった。
かたや私も、「動かないでー!」って6回くらい言われました。
ほんと、自分でも、釣り上げられた魚かなってくらい動きました。
もうちょっと我慢できると思ってました。でも考えてみたら、鼻を我慢させたことなんて無かったです。
鼻なんて、普段、なんのアクシデントにも見舞われてなかったので、打たれ弱さが半端無かったです。でも、彼女の綿棒の追跡がすごくて!鼻ん中で、カーチェイスになってました。そこもう鼻通り過ぎちゃったよ、ってとこまで入ってきました。
で、まぁ結果インフルエンザですらなくて、
「ちょっとした風邪」みたいな言われようで帰ってきたんだけど、こんだけ鼻グリグリしといて、「ちょっとした」とかないです。
そんな言葉では片付けられないくらいの風邪だったと、むしろちょっとしたインフルエンザと言っても過言じゃないんじゃないかと思いました。